北九州の陶芸|陶器|陶芸教室 焼締工房【音無窯】

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焼締陶器とは
音無窯は焼締陶器専門の窯です
薪窯(登窯や穴窯)に成形・乾燥しただけの作品を入れ、薪で焼成し焼き締めた陶器です。
降りかかる薪の灰が熱で溶け、作品表面で自然釉となり、土の成分と反応し景色や色を発色します。
これは窯変(ようへん)と呼ばれ、器の並べ方、焼成方法(酸化や還元)、炎の流れや勢い、土の成分など揚々の要素で多彩な変化が楽しめる陶器ができます。
同じ物は二つとできず、まさに土と炎の芸術です。
産地としては、備前、信楽、伊賀、丹波等がありますが、当窯では信楽粘土を主に使用しています。

窯詰めされた作品
中央の壺は高さ1mです


焼締陶器の代表的な景色
■ ビードロ
ビードロ
器の表面に薪の灰が多量に降りかかり、ガラス状の流れを作ったもの
■ 胡麻 (ごま)
胡麻
薪の灰が自然に降りかかり、高い温度で溶けて釉化し胡麻のように変化したもの。「流れ胡麻」「カセ胡麻」「メロン肌」等種類があります。
■ 火襷 (ひだすき)
火襷
器に藁を敷いたり、巻きつけるとその部分が赤い襷をかけたような筋となります。
元は作品同士のくっつきを防ぐために藁をはさんだことから発足した技法です。

■ 牡丹餅 (ぼたもち)
牡丹餅
皿や鉢の上に円形の土を置いて焼くとその部分だけ灰が掛からず、土色が残り模様となります。
■ 灰かぶり (はいかぶり)
灰かぶり
おき(灰になる前の燃焼中の薪)に埋もれながら焼けたため、一部の表面で灰が溶けきらない状態で焼きあがったものです。
やきしめ焼成ならではの独特の肌合いです。
■ 緋色 (ひいろ)
緋色
薪の灰の降り掛からない、器の裏面や作品の陰となる部分で、燃焼ガスと土の成分が反応して緋色(朱色の類似色)を呈するものです。